外壁塗装について
使われている塗料の種類
外壁塗装用に使われている塗料の種類の1つは、シリコンと呼ばれるものです。シリコンは比較的身近なものであるため、初めて見る人は少ないでしょう。比較的柔らかい素材でありながら耐久力があるため外壁塗装用の素材として親しまれています。これは、耐用年数がある程度長いだけではなく費用もそこまで多くかかりません。なぜなら、シリコンを作ること自体はそれほどお金がかからないからです。
次に、ウレタン系の素材も存在しています。ウレタン系とは、シリコンよりも柔らかい素材となっていますが耐久力はそこまで高くありません。10年から13年ぐらい利用すると劣化してくる恐れがあります。ただ、料金は安いためこれを使い続けてみても良いかもしれません。
それ以外には、光触媒などの特殊なものも存在していますが、一般的な塗料に比べると料金は高い傾向にあります。この光触媒は、時間の経過とともに建物が汚れにくくなる特殊な素材の1つと言われているわけです。
外壁塗装の耐久性とは選択で気になる耐用年数
外壁塗装は費用だけでもピンからキリまでありますが、その理由は塗料の種類と耐久性にあるといえるのではないでしょうか。塗料と一口にいってもアクリルやウレタンにシリコンと、素材による違いがいくつもあります。
外壁塗装で定番の比較的安価なアクリルは、環境によって10年持たなかったり3年ほどで劣化が見られるようになります。一方、ウレタンは最低でも5年最長で10年ほどとまずまずで、シリコンは更に7年から15年くらいの耐用年数です。耐久性を重視するなら光触媒や無機系の塗料で、前者は10年から20年、後者は10年から25年ほど持ちます。外壁塗装の寿命を左右するのは紫外線や酸性雨、排気ガスといった劣化要因で、光触媒は光によって付着した汚れを洗い流します。無機系はそもそも劣化しにくい性質ですから、過酷な環境にさらされても短期間で風化するようなことはないです。このように、外壁塗装は塗料の選択で耐用年数が決まりますから、違いを理解して予算に合わせた選択をすることが大事ではないでしょうか。